第2話

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「色はなんでもいいんだけど、 あんまり派手なのはちょっと…。」 「そうですか、梨香お嬢様はお綺麗 ですから何でもお似合いになられると 思いますが、お年の割には多少、 地味なお洋服が多いですね。 赤やピンク等はお嫌いですか?」 また、じーっとこっち見てるし、今、 さらっと綺麗とか言ってなかった。 ちょっとそんな見つめないで、顔が 赤くなってるんじゃ、えっ、なんで 寄って来るの??? 葉山は梨香をじっと見つめたまんま ゆっくりと近づいてきた。 そして、目の前まで来ると、梨香の 顎に手をあて、そっと持ち上げた。
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