弟よ

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「愚弟早くついてきてください…置いていきますよ?」 「はぁ…はぁ…待って…荷物が重いんだよ…」 「しょうがない弟ですね…ほら、少しだけ持ってあげますよ」 「…なら最初から持ってよ どうして僕が全部持たないといけないのさ?」 「さぁ?」 「理由なかったの? もういいよ…それでもう帰るんだよね?」 「はい、流石に荷物を持って外食するのもどうかと思いますしね さて、電車は…あと五分ほどですか」 「うう…結構かかるね はぁ…うちの近くも特急止まってくれたらいいのに…」 「いいじゃないですか別に のどかなのもいいことですよ?」 「(おかげで姉さんの頭も…ってそれは元からか)そっか…で、姉さんはファミレスでいいの? 僕はどちらでもいいんだけどね」 「逃げましたね…私ですか? 私はそうですね…あ! ではあそこに行きましょう!」 「何かいいところあったの? (萌やしオンリーの店じゃないといいけど…)」 「はい! 私の親友のご両親が経営しているんです!」 「ふーん…じゃあそこに行こうよ 僕は萌やし祭じゃなきゃ何でもいいし」 「ふふふ、私の親友に惚れないでくださいね?」 「大丈夫だよ僕女の子と喋れないし…グスン」 「え? お、お友達増えますよきっと! (私も男性の友達はいないんですよね…ぐすん)」
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