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一週間後…
「え、また行きたいのですか愚弟?」
「うん、先輩にあの店のことを聞いたら『あそこは隠れた名所だよーおいしいんだよー』と言ってたんだよ あの先輩は食に関しては信用できるし、それに他の料理も食べたいしね」
「私のメニューに不満があると…まぁ私としても親友に会えるのでいいですが では行きましょうか」
〈頼有軒〉
「いらっしゃーい! おお?早速お得意さんになるつもりなのかな弟君は…だけど残念だね弟君 今日も妹はいないんだよ」
「別に聞いてないですよそんなこと…それよりもこの店のおすすめって何ですか?」
「おお~! 早速お勧めにチャレンジしちゃうのか君は うちのおすすめは”特製シーフードカレー+”だよ 頼むかい?」
「この”+”って何ですか? カレー好きなのでそれがいいですが」
「愚弟…それをスルーするのもまた楽しみですよ」
「姉さんその悟りきった顔はどうしたのかな…?」
「ああ、親友は今日新メニューがあると言って楽しみにしてたからね」
「それとこれと何の関係が…って姉さんごめんね 言ってくれれば家で食べたのに…」
「ふふ、いいですよ愚弟 私はこの”親友用萌やしフルコース丼∞”にしますね」
「何なのそれ…「ワタシも知らん」ええええええええええええ?」
「まぁ…嘘だけどね じゃあ出来上がりをお楽しみに…」
「ほいよカレーだよ 熱いから気をつけな」
「あ、ありがとうございます…すごいボリュームですね」
「まぁね、ウチの家は田舎から大量に海産物が送られてくるからね」
「へぇ~ で、姉さんの萌やしはどこに?」
「愚弟”親友用萌やしフルコース丼∞”ですよ」
「いや、どうでもいいし…ってあの巨大な皿何? 何だか皿の上白一色なんだけど?」
「あれが…”親友用萌やしフルコース丼∞”…すごくおおきいです…」
「うん、萌やしを盛るぜ~超盛るぜ~した結果があれだよ!!」
「すみません二人ともツッコんでいいかな…」
少し姉さんに分けてもらいましたがおいしかったです。
というか明らかに2キロはありましたよねあの萌やし…
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