弟の趣味

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「あ、愚弟が本を読んでますね よく読んでるところを見ますが好きな作家でもいるのでしょうか? 聞いてみましょう」 「愚弟…」 「…何姉さん?」 「(うわ…邪魔されて凄い不機嫌そうです…)え、ええと…何の本読んでますか? 普通の本よりサイズが小さいですね」 「…とらドラだよ 今いいところだから邪魔しないで」 「とらドラ? それはどのようなお話ですか? 動物の物語ですか?」 「(僕の話聞いてたのかな?)…気になるのなら読んでみて 前の巻貸してあげるからさ (これ以上邪魔されたくないし)」 「愚弟が言うのでしたら…あ、少女漫画みたいな表紙ですね」 「…文句があるなら返してもらうけど」 「うぅ…弟が怖いです 悪口なんて言って無いですよ?」 「じゃあ大人しく読んでてよ 昨日は姉さんにあの後絡まれ過ぎて休日なのに休めなかったんだからね」 「…怖いです 分かりましたよ…では早速…」 「待って 何で僕の隣で読むのさ?」 「駄目ですか? それともこれって恥ずかしい内容…「違うから全く」冷たい対応です…たまには姉弟仲良くしましょうね?」 「別に冷たくなんて…とりあえず読む邪魔されたくないし隣で読んでいいから邪魔しないでよね!」 「わーツンデレみたいな口調ですね」 「(イライラするなぁ…)」
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