弟の趣味

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〈四時間後〉 「愚弟…ツンデレって三次元では萌えないんですか? 私はそうは思いませんが」 「とらドラ読み終えたと思ったらいったい何なの? というか短時間で全巻読むって…その能力他に使えないのかな」 「無視しないでくださいよ あの本を読んでて思ったのですが…みのりんが不憫ではないですか?」 「そこでどうして三次元のツンデレの話になったの!? 僕としてはあの終わり方でハッピーエンドだと思うけどなぁ…だってみのりんが高須君と付き合ったら大河が不憫でしょ?」 「むむむ…ハーレムエンドでもよかったのでは?」 「それを僕に聞かないで…というか作品の中とはいえ現実世界でハーレムエンドなんて認められないでしょ 実際人が同じだけみんなを愛するなんて不可能なんだから辛くても一人を選ばなきゃいけないんだと思うよ」 「…愚弟 それは宿題を一つしかやらなくてもいいということですか「んなわけないだろ馬鹿姉」…口が悪い弟ですね 冗談ですよ~私はそれが分からないほど馬鹿なつもりはありませんしね」 「…そういえば姉さんはさっきどうして僕に話しかけたの? いつもは僕が本を読んでいたら黙って放置しておくのに」 「タイトルのせいです」 「??」
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