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「しゅーん…」
「もう…いくら僕を見つめてても姉さんの勉強は手伝わないよ? 姉さんが勉強するって言ってからもう三日が経つけど全然勉強してないよね? 僕だって忙しいんだから邪魔しないで」
「まぁまぁそう言ってやるな義弟よ…親友は馬鹿な子だからしょうがないんだよ」
「アリサさんがそう言っても駄目なものは駄目……って何でいるんですかアリサさん!?」
「アリサちゃんが『たまには未来の弟の顔を見せろー』と言ってきかないので私が入れたんです」
「姉さん…は置いといてアリサさんは試験勉強大丈夫なんですか? 確か試験まであと二日と聞きましたが」
「何で私は置いとかれたんですか? 私も聞いてくださいよ」
「ん、ワタシ? ワタシはそこの娘と違ってそこそこ勉強はしてるから今日くらいは大丈夫! で、義弟はワタシに教えてもらいたいところはないかな? 教えてあげるよ~」
「いえ、特にないですが?」
「…つれないねえ義弟は それともワタシより妹に会いたかったの? ごめんね~今妹は部の集まりに出てるんで来れないんだよね」
「別にあなたの妹さんに興味はないですけど…そういえば妹さんも同じ学校なんでしたっけ? 試験前なのに部活がまだ活動してるなんて珍しいですね…そんなのうちの部だけだと思ってましたよ」
「興味ないって…君の(未来の)お嫁さんなんだけどなぁ… へえ~確か君の入ってる部は雑用部だったよね」
「勝手に決めないでください… はい、あそこはローテーションで試験期間中でもボランティア活動をするので大変なんですよ」
「ふーんそうなんだ~ あ、妹で思い出した 例の木崎君にも義弟と同い年の妹がいてね…何故か知らないけど君たち自宅に招待されてるよ?」
「「はい!?」」
「確か真奈ちゃんって言ったかな…その子ワタシのバイト先の後輩なんだけど親友たちのことを話したら『へえ~会長さんが兄さんの萌やし計画に加担してたんだ…覚えておいてね会長さん?』って言って今度家に遊びに来てと伝えてくれと頼まれたんだよ」
「それ…僕たちが行ったら妹さんに何かされそうな気がするんですが…」
「真奈ちゃんがかわいいからって浮気したら駄目だよ? ちゃんとワタシの妹と結婚してね!」
「知りませんし…で、どうしようか姉さん…」
「ではとりあえず…」
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