第1話

3/3

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
2012年6月17日 お姉が、ロキソもボルタもオプソも効かないで 痛がり騒いで 病院に担ぎ込まれてった。 さっきまで 頑張ってクッション使いながらも椅子に座ってたのにね。 稼動範囲は狭かったけど。 痛みに悶絶して、カツラも投げて。 お姉。 今、アタイが頑張って髪の毛を伸ばしてるから。 ジャスト・フィットのカツラは もう少し待ってろよ! アタイは素人だからバイタル計るのは、かなり難しく。 オカン、お姉の姿見て、トイレで鼻水かんでるやん。 娘の姿見てられやんかったんじゃん? なんもできやんから。 当たり前やね。 ねぇ、神様。 お姉から痛みをアタイに投げてよ。 我慢するからさ。 よく耳にします。 神は試練を与えると。 ねぇ、神様。 姉は、どれだけ罪深いの? アタイが言うのはおかしいけど そろそろ、多めに見てやってよ。 ってね。 神を信じやんアタイだけど。 でも! 今は亡き祖父ちゃん。 僧侶だったやん? …まぁ血は繋がってないけど。 アタイの守護霊サンしてくれてるんやろ? お姉も守れやー! ゴ━━(# ゚Д゚)━━ルァ!! じじぃの馬鹿ー!
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加