4.僕と 貴方と 宇宙旅行

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燃えるような夕焼けに、銀河入り交じる逢魔ヶ時。 西の空には一番星、二番星が 寄り添うように輝いていた。 いつか離れ離れになる前の僕らのように___。 あの日 藍と茜の狭間に、 僕と祐は手を繋いで立っていた。 お互いの首には一繋ぎの赤いマフラー。 僕は右 祐は左の手袋を外して 僕は祐 祐は僕の体温を確かめていた。 学校帰り、すっかり習慣になっていた天体観測。 望遠鏡は必要なかった。 本当に見たい星は、 僕のすぐ隣で この傍で 微笑んでいたから。 ねえ、君は今、 僕じゃない誰を見ているの___?
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