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ホテルに戻ってきた私は、暖まった部屋で1人、余韻に浸っていた。
忘れたくて忘れられなくて、
会いたくて会えなくて、
好きで好きで、どうしようもない気持ちを抱えて、訪れたソウル。
そこで起こった、2度目の奇跡。
出会えた奇跡だけで幸せなのに、想いがヘソンに届くなんて‥
まだ信じられない。
でも、体が覚えている。
ヘソンに強く抱きしめられた感触を。
彼が残していった、高そうなコロンの香りとともに。
夢じゃなかったんだと、私に教えてくれる。
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