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そして。
新しい執事の来る日がやってきた。
ガチャリ。
扉から出てきたのは、二十代くらいの若い男。
私はただ、呆然とする。
こんな若い男が執事だと?
笑わせるな。
「では、中島君。自己紹介を」
お父様が促すと、中島という男は自己紹介を始める。
「私は中島恭介と申します。これから、よろしくお願い致します」
中島は胸に手を当てて一礼。
前言撤回。
なかなかいい男じゃないか。
壊しがいがある。
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