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私は亀山の置いて行ったおやつを口に一つ放り込む。
…今日はマカロンか。
このおやつは、毎日亀山が作ってくれる。
亀山は料理が上手い。
というか、家事全般なら何でも出来る。
まぁ、執事なのだから当たり前だけれど。
亀山は私が生まれる前からここで執事をしている。
だから、正直言って私より亀山の方がこの屋敷について詳しかったりする。
亀山のお母様は病気らしい。
亀山が教えてくれた。
『私の母は病気でして。いつ亡くなってもおかしくはないとお医者様に言われましたよ』と。
数日後。
その亀山のお母様が急変したとの知らせが入った。
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