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「どうしたらいいんやろぅ…」あたしは途方に暮れ、トボトボと歩いていった 次の日 またいつもと同じように河原にむかったすると…「音々!!」いつも聞き慣れた声が聞こえてきた。「ぎゃッ!」ガシャーン…びっくりして思わず自転車を倒してしまった。「何しとる?自転車ひきずって」「な、な、なんでもないって…」大慌てで声が裏変えってしまった。それはあたしの好きな人だったから。「なんやよ直こそ」あたしは直を横目で見た「ただの散歩」そう言うと草村に座り込んだ。 (いやや!どっかいって!あたしが自転車乗れへんのバレてまうょ~)今気づいたような分かりやすい顔をして自転車を思いっきりひきずり、猛スピードで走った。 「え?時雨?」直が追ってくる。(いややぁ来ないで~!)「あぁ!」直が立ち止まって大きな声で言った。「!?」「お前自転車乗れへんのかぁ!」ガシャ…あたしは立ち止まった。「…もぅいややぁ~~!!」
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