勉強

18/26
前へ
/41ページ
次へ
沙「私をバカにするのはいいけど、お父さんたちをバカにするのは許さない!!」 駿「そうだよ、父さん。……僕だって父さんや母さんを侮辱されたら怒るよ。」 会長のお父さんが驚いたような顔をした。 真「駿……お前は私のことを嫌っていないのか?」 駿「好きでも嫌いでもない。」 え!? ここは好きって言うべきところじゃないの!? 駿「……でも、尊敬してます。」 そう言って微笑む会長は少しかっこよかった。 駿「僕は本当に先生になりたいんです!!」 真「……仕方ない。そこまで言うならやってみろ。」 沙「会長よかったね♪」 真「ただし、条件がある。」 え? 駿「条件……。」 真「沙弥さんに勉強を教えていただろう?次のテストの沙弥さんの順位次第で考えてやる。」 ……はい? 私、もしかして責任重大? 駿「父さん……。僕、がんばります!!」 真「よし、もう部屋に戻っていいぞ。」 その言葉を聞いて会長は 私を急かしながら部屋を出た。 私が反論する暇もなかった……。 .
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

98人が本棚に入れています
本棚に追加