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駿side
今日も説教。
監視されるのもなれてしまった。
父はこれしか言わない。
『教師になるのだけはやめろ。』
じゃあ、
教師にならなければいいのか?
いっそ宇宙飛行士になるとか言ってみたらどうだろう。
まぁ、そんなこと言ったって無意味だろう。
結局、父は僕に跡取りになってほしいだけだ。
僕より姉さんの方が跡取りにふさわしいのに。
『あいつは女だからダメだ。』
それだけの理由で姉さんを捨ててメイドとして働かせている。
父は僕の言葉を聞かない。
これじゃあ、僕は操り人形だ。
でも、父には逆らえない。
だから、
この言葉を言うしかない。
駿「これからは気をつけます。」
これを言えば父は満足する。
僕はなんて弱い人間なんだ。
駿「では、他の生徒会のみんなには帰ってもらいます。」
コンコン―……
突然の来訪者。
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