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駿「じゃあ、さっそくだけど始めようか。」
計画立てるって言ったけど今から何するんだろう。
駿「沙弥ちゃん、今からすることわかってる?」
会長ってエスパー?
沙「わかんないです……。」
駿「だろうね。今からするのは教科の打ち分けだよ。さすがに僕が全教科教えるのは大変だから。」
なるほど~。
会長でも大変なことってあるんだぁ。
駿「ちなみに僕は物理と数学かな。」
要「僕は国語!」
雷「俺は化学なら教えてやってもいいぜ。」
陽「俺は地理かな。」
勇「……英語。」
沙「みんな、そんなに言ってるけど本当に教えられるの?」
特に陽ちゃん先輩とか勉強できるとか聞いたことないし(笑)
陽「お前、生徒会なめんなよ?」
そう言うと陽ちゃん先輩は何かを書き始めた。
『1 頭脳明晰な者』
『2 身体能力に長けた者』
『3 家柄の良い者』
陽「これは北星高校生徒会に入る条件だ。最低でもこれを2個クリアしなければいけない。」
沙「頭脳……」
要「ずのうめいせきって読むんだよぉ~。」
山科め。
やっぱりこいつなんか腹立つ。
陽「沙弥は1と2をクリアしてもらうしかないんだ。」
私、強引に入れられたに近いんだけどなぁ。
でも頑張るしかないか!
沙「お願いします!」
長い長い夜が始まった。
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