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休み時間になると
私のまわりには
人だかりができていた。
「運動得意なんだね」
「何部に入るつもりなの?」
「彼氏とかいるの?」
「どんな人がタイプ?」
質問攻め…;
とりあえず笑っておく。
?「私、宮間 麗【ミヤマ レイ】。あなた、なんでこの時期に転校してきたの?」
あー…
やっぱ5月に転校してきたら
それ聞かれるよね。
沙「ざっくり言うと家の事情かな。あんまり詮索はしないでね、麗ちゃん。」
ふわっと笑ってみた。
麗「そ、そういうことなら聞かないでいてあげるわ。」
少し顔を赤らめる麗ちゃん。
かーわいい(笑)
要「じゃあ、僕からも質問♪なんでイケメンのナルシストが嫌いなの?」
横からいきなりの質問。
沙「要くんにはさ、嫌いな人とかいる?」
要「僕?僕はみんなのこと大好きだよぉ♪」
ウインクしながら言ってきた。
女の子たちは黄色い歓声。
………意味わかんない。
沙「そっかぁ。じゃあ、あんたには理由言っても一生わかんないだろうね。」
女の子たちは
「ありえない…」と呟いていた。
男子の一部は
ガッツポーズしてた。
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