0人が本棚に入れています
本棚に追加
[月下美人]
はかない美、とは誰が言ったのだろうか…とても遠い記憶にあるように思えるあの人の声
低くても優しげな、暖かみのある声
『君より、先に逝くことを…許してくれ…』
最期の言葉に頷いた、彼岸花に囲まれた貴方は、業火の中で熱かっただろう、苦しかっただろう
最期も苦しみながら灰となり、埋葬されていく
私の心を砕くには十分だった
過ごした日々を思い出す
快楽を感じ、幸せだった日々の思い出
そっと目を閉じて、
「艶やかな美人が恋人の墓前で死んだそうだ」
「周りには真っ白な月下美人の花が咲いていた」
繊細な白い花は、二人を囲むように枯れることなく綺麗に美しく咲き誇った
END
んー意味わからん
最初のコメントを投稿しよう!