プロローグ

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痛い、痛い、痛い、 息ができない。 いたい、いたい、 ガラガラと音を立てて 崩れ落ちていく。 身体が、心が、 壊れてしまう。 (誰か、たすけてよ…) -どうか 「…ぼくを…*して……」 薄暗い部屋の中 ひとりきり。 蹲って ただただ祈っていた。 …それは 叶わぬ願いなのだと 知っていたけれど でも、 それでも。 僕は……
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