第1話

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「美奈ちゃん、なんでわらってんだ?」 俺が、なんとなく そんなことを口にした。 「ん、だって篠原。やっと、やっと! お前らの顔見なくて済むと思うと……思うと! 先生は早くビールを片手にタバコを吸いたい」 キラッとした 顔で美奈ちゃんが言うものだから 一瞬 戸惑う。 篠原とは俺のことだが、なぜタバコなのか。 「さっそくルールに入る。単純だ、まず一日目は逃げろ。 なんか政府の兵士さんたちが、お前らを殺しに来てくださ……くるようだから 今日は逃げなさい」 ハイッ以上と、手を叩きドアに向かう美奈ちゃん。 しかも、窓から見える校庭には 一年生と二年生が カバンを持ち 、下校している。 どうやら 、三年が対象らしいな
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