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「あっ…」
ちーくんの後ろからヒョコっと出てきたのは綺麗な女の子
「私、宮前 林檎!え…と『俺の彼女な』
ちーくんが林檎先輩の言葉を遮って言う。林檎先輩はその言葉に頬を赤く染めていた
「あっ!ちーくんの彼女さん?わぁ初めまして!日比谷棗です」
『…棗ちゃん…』
日向くんの横に通ったとき、そう呟いたのが聞こえた
けど、気づかないフリをした
いつもの様に人懐っこい私
そう演じて、いつもみたいに笑って林檎さんとちーくんの前にたって、ちーくんの持ってたトレーを受け取った
…知ってるよ
林檎先輩が、ちーくんの彼女ってことくらい知ってる
見てたもの、2人がいつもお昼を一緒に食べてたことも
家の前でキスしてたのも、たまたま見ちゃったもん
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