僕の高校生活

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歩いて20分くらいしたところからか、その学校までの道のりは一本道となる。左右には多くの樹が生えている。その半分くらい来たところであった。 「おぉ……」、僕は感嘆した。そこには昨日はうつむいていたため全く気付かなかったが、桜並木が続いていたのだ。しかし高校生 現在7時35分を過ぎたあたりだが誰も通っていない。さすがに登校時間8時30分なのに、出る時間が早すぎたか。僕はそう自分に呆れながら満開を迎えているであろう桜を見上げて歩いていた。そう、見上げていたのだった。  ドンッ、と僕の後ろから何かがぶつかってきた。
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