僕の高校生活

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そんなことを考えている間に彼女は困った顔に変わっていた。 「もしかして、怒ってらっしゃいますか・・・」と、いわれて気づいた。ごめんなさいといわれて、返事を返さないとそれは怒っていると勘違いされても仕方がない。 「あぁ、いいですよ」と、僕はそう言い彼女を許した。そうすると彼女は笑顔になり、またごめんなさい、ごめんなさいと次は笑顔で何度もお辞儀を繰り返した。 「なぜぶつかってしまったのですか」と、僕は彼女に聞くことにした。それが身長が原因ではないということを聞きたかったからである。
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