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「えっとですねぇ……、あなたがちっさくてみえなかったんですよ」と、彼女はにっこりと笑顔を作りそう言った。その笑顔からは僕を馬鹿にするため言ったようには思えなかった。だからこそ正直に言った。
「身長のことはちょっと……」
「あ、ご、ごめんなさい、本当は桜を見ていて見えなかったんですよ!」と、フォローをするがそれは手遅れである。また身長を馬鹿にされた。それで頭がいっぱいになり、僕は彼女がそれ以降なにを言っていたかは分からないが、先に学校へ向かうことにした。
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