僕の高校生活

8/41
前へ
/74ページ
次へ
「えっとですねぇ……、あなたがちっさくてみえなかったんですよ」と、彼女はにっこりと笑顔を作りそう言った。その笑顔からは僕を馬鹿にするため言ったようには思えなかった。だからこそ正直に言った。 「身長のことはちょっと……」 「あ、ご、ごめんなさい、本当は桜を見ていて見えなかったんですよ!」と、フォローをするがそれは手遅れである。また身長を馬鹿にされた。それで頭がいっぱいになり、僕は彼女がそれ以降なにを言っていたかは分からないが、先に学校へ向かうことにした。    
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加