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「お、重たい……」
いったい何が重たいかというと、今日配布された教科書が30冊ほどあり鞄はおそらく、10kgほどあると思う。そんなおもりを歩いて持って帰るのだ。拷問である。これは教科書を教室に半分ほどおいていけばよかったと後悔した。
校門のところまで行ったところであった。門の前に、黒髪をクルクルといじっている女性がこちらに気づき、こちらへ歩いてきた。
「朝はごめんなさいでした!」と、謝ってきた。そこで思い出した。彼女は朝ぶつかってきた女性だ。
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