僕の高校生活

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 僕に、僕にとうとう友人ができた。オタクの友人ができた。僕は非常にうれしかった。僕と一緒の趣味をもった友人がこの世に存在し、それが目の前に現れ、そんな彼と友人になれたんだ。  彼の名前は五郎。僕はそんな五郎と楽しい生活に期待する。初めて出会えたそんなオタクな友人は陽気で僕と真逆な人間、そんなイメージが浮かばないような人であるが、すごくいい人であろう。 「とりあえず、今日の朝はありがとうな! 消しゴムがなくてさー、久しぶりに筆箱を開いたからさ、中身確認してなかってんな」    
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