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「へぇー、五郎くんは何か入る予定あるの」
「特にないけど、とりあえず回る感じかな」
これで、運動部とか入ったらどうしよう……、運動神経は悪いわけではないが、運動部にある先輩後輩関係は苦手であった僕は、小学中学で運動部に入らなかった。高校からいきなり運動部とか、僕が付いていけるわけがない。
教室を離れ、五郎君は手に持っている紙の案内通り部活活動場所に向かっているようだ。
「運動部とかも、五郎くんは興味ある……」
僕は恐る恐るそれを聞いた、僕の恐れることは五郎君は興味があるのか。
「行かんで、俺運動あんま好きやないねんな」
彼は、ぶっきら棒にそういう、僕は緊張していた肩の力を下すことができた。
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