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「そっか! じゃあどこに行く、何に興味があるの」
僕は彼の持っている紙に顔を寄せる。
「そうやなー、正直言うとない!」
彼らしい答えが帰ってきて安心した、まだ彼のことをあまり知らないが、ひたすらに適当な人間だろうなぁと感じていた。
彼と僕はそのあと、いろんな部活見学を回るが、これといってこれがいい! といえるものは無かった。
「五郎くんなにかあった」
「いんや、なんか中学とあんま変わらんから、入りたいのがないねんなー」
たしかに、変わらないような内容の部活が多かった。新しいものを始めたいという気持ちはわからないことないが、やはり難しいのか。
僕たちは、部活は今日のうちに決めず後日ということで、帰宅することにした。
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