僕の入部

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 土、日の2日間は何もなく平凡にすごし、月曜日がやってきた。それは、憂鬱で仕方がない中学生までの月曜日とは違ったものだった。そのためか、今日はいつもより30分近く起きてしまい、朝自室で本を読むというのは、いつ以来だろうか、というくらい朝はギリギリに起きていた、そのくらい朝は僕にとって珍しいものだった。  いつもの時間になり、僕は朝食を済ませ、家を急いで玄関へ向かった。今日の玄関の扉を見る。その扉のどっしりくる何かを今日は感じなかった。 「いってきます!」  僕は大きく家の中にいる母と妹にそう叫んだ。
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