僕の入部

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 飛び出した家から15分くらい経ったくらいだろうか、僕は重い気持ちになった。僕の歩く少し前に髪が長く、高身長が目立っている女性が歩いていた。僕は先週の金曜日に、彼女に悪いことをした。そのことを思い出し、それを土曜、日曜の間にも考えていた。  僕は歩みを緩める、彼女と僕との間に距離が生まれ、いずれ見えなくなるまで距離は離れていった。 「おはようございます」 「おはよ」  彼女は、もちろんのごとくいつも通り、敷地前入口で立ち止まっていた。それは僕を待ってなのか、それと違う理由なのかはわからないが。    
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