僕の40cm差のハツ恋

僕の入部

「あ、そうなんですか、てっきり運動部かと思いました」
　僕のどこからそんな要素を見つけたのか、皆無といっていいほどの腕や足の筋肉を撫で、絶望する僕がいる。
　そのあと、いろいろな部活を探したが、あまりいいものがなかったこと、運動部は運動のノリが苦手なことなど話した。
「それでは、部活は入らないのですか」
「今悩んでるんだけど、コミュニケーション部っていうのに入ろうかと今悩んでる」
　御奈さんは頭を傾ける、そりゃあ説明なしでコミュニケーション部って言われても意味が分からないだろう。