僕の入部

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 そんな話をしている間に学校の門前までついた。そういえば、御奈さんと門を通るのは初めてなのかと、いまさらそんなことを思いながら特に何も話すこともなく、門を越えた。  教室は隣なので、ずっと同じ道を歩いていた。女の子の靴のサイズをみるのは、男としてどうなのかといわれるかもしれない。しかし僕は御奈さんの靴のサイズを見て強烈な印象が離れない。僕より3,5cmも大きかった……。  そんなどうでもいいことを考えながら、教室前まで特に話すこともなくDクラスの前までくる。 「じゃあ御奈さん授業がんばって」  僕は何気なく言ったつもりだったが御奈さんにとっては不意打ちだったのか、すでに教室の扉に手を掛けたまま、こっちを見ることもなく残った手で僕に別れを告げていた。
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