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そんな不器用な御奈さんの姿を横目に僕もC組に向かうのであった。
C組の前まで来た、扉を開くとやはり彼がいた。彼は疲れているのだろうか、寝ている。そんな彼を起こさないように後ろの席に静かに座る。
「おい! そこは起こせよ!」
僕はびっくりしてしまい、椅子とともに後ろに倒れてしまった。それをみて見事寝たふりをして成功させ、満足した顔が僕を見て笑っていた。
「起きてるなら、起きてるって言ってくれよ!」
「いや、暇だったからさ」
彼は頭の後ろで手を組み、にっこりと笑いながら席に座る。
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