僕の入部

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 彼女は目をキョロキョロさせる、おそらく動揺しているのだろう、何を動揺しているのか。キョロキョロがおさまり、彼女は恐る恐る口を開いた 「えっと、拓さん部活に入られると言われてましたよね、私も同じ部活に入ろうかなぁと思いまして」  彼女は、顔を赤くする。しかし僕にとってはとてもうれしいことだった。一緒に行ける人が出来た事がうれしかった。 「じゃあいこっか、場所はわかる?」 「はい! 事前に調査済みです!」  彼女は力強く答える。僕はそれに大きく頷き、彼女の後ろをついていくことにした。
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