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暗黙の了解
一夜限りの関係
虚しくはなかったし、それなりの満足感はあった
紀一に対する罪悪感は少しあったけれど、誕生日にドタキャンされた怒りで、そんな気持ちも吹き飛んでいた
ただ、好きでもなんでもない男とのセックスが、こんなにも気持ちよくないもんだって事を思い知らされた夜だった
山崎さんは味をしめたのか、この日以降に何度も連絡をしてきたけれど、
完全にシラケきってしまった私は、二度と山崎さんと会う事はなかった
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