仕事一筋

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ただ、仕事が忙しくなった私は、紀一と会える時間が更に減っていた 今思えば、頻繁に会う事が出来なかったからこそ、紀一とは揉め事もなく付き合っていけてたんだと思う 一ヶ月に一度か二度会えればいい方で、 紀一も仕事が忙しく、出張が増えていたから その分、会えた夜は燃え上がるように身体を交わらせた 紀一とのセックスは、何度しても何時も新鮮で気持ちがよかった 重なる身体の体温が心地好くて、 身体中から気持ちが溢れかえりそうになる いつの間にか瞳には涙が溜まり、感情的になって紀一を求める そんな紀一との恋愛に、私はいつの間にか陶酔しきっている事に全く気付いてなかった
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