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本部で業務をこなし、都内の店舗を巡業していた私
前は百貨店が同じだった為に紀一の情報は全て入ってきていたけれど、
今は全く入ってこない
紀一がどんな立場で、どんな仕事ぶりなのかが全くわからなかった
そんなある日
私は以前にいた店舗、紀一の職場でもある百貨店に来ていた
「あっ！お疲れ様です！！」
若い販売員が、私を見付けて挨拶に来た
「どう？今日は調子いい？」
夕方間近で、これから会社帰りのＯＬ達で店が混みはじめる時間前に私は来ていた
「はい！この調子だと、今日の予算はバッチリです！」
「最近調子いいもんね！この調子で頑張ってよ！」
私はそう威勢良く活気を盛り上げると、
店長を探して奥のストックルームへと入っていった
「お疲れ様です！須藤トレーナー！」
私に気付いた店長が、軽く小走りで近付いて来た
「調子いいじゃん、今日」
そんなふうに会話をしていると、
ふと店長が私に何気なくいった
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