不意

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いつもの深夜 ガチャンとエレベーターの音がする 遠い向こうで、足音が段々とこちら側に近付いて来る そして 「お疲れ様です、まだ終わられないですか?」 初々しい感じの男の子が、私に声をかけた 「すいません!今日もまだ帰れないんで、施錠しておきます!」 私はそう返すと、 「わかりました!お仕事ご苦労様です!」 そう言った彼に、 あんたも仕事中じゃない(笑) と、心の中でツッコミを入れた
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