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「………な、何それ……」
思わず口から本音が出た
「いや、今、イロイロとあって、別居中なんだ」
別居？
イロイロ？
何それ、意味わかんない
「………ふざけないでよ……」
「美和？」
ふざけてんじゃないわよ！
「私、もう不倫なんて懲り懲りよ！
紀一の浮気性な性格も、もうウンザリ！」
「美和っ！？」
「私が今まで紀一を理解してた？
そんなわけないじゃない！
淋しい夜も、怖い思いをした時も
逢いたいって思った時も
ずっとずっとずっと！
我慢してただけだよ！！！
素直になれなかった！
そんなの、紀一何にもわかってないじゃない！！！」
悔しくて、悔しくて
涙がポロポロと溢れかえる
「美和…………ゴメン…」
「謝るくらいなら、不倫なんてしないでよ！」
「………」
「よその女、何人も抱いて、私が知らないとでも思ってた！？
私だって！」
私だって
私だって…他の男に抱かれてた
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