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「ちょ、須藤さんっ!」
仕事帰りに焦って来たのか、茄子のヘタみたいにしんなりとした髪型でカッチャンは現れた
初めてみた私服は、ちょっとダサくて、
何だか凄く不思議な感じがした
「もう、須藤さんって何よ?美和って呼んで」
急に呼び付けておいて、態度がなってない私は、カッチャンに偉そうにそう言った
「みっ……………美和……さん」
カッチャンは耳まで真っ赤にしながら、玄関でウロウロとしていた
「美和さん、てオバさんみたいで嫌」
「………………」
ちょっと、我が儘すぎたかしら…
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