告白

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胸がざわつく 今月限りで退職してしまうカッちゃんは、今日を限りに私の職場には来なくなる ぎこちなく残業をしながら、私はカッちゃんの最後の見回りを待った カッちゃんを好きなのかどうかもわからない 紀一に対する想いが完全に無くなかったかと言えば、正直わからない 紀一に対する怒りが消えていないということは、多少なりとも気持ちがあるということでもある そんなに割り切れるほど、私は器用には出来ていない けれど、カッちゃんに惹かれているのも事実だった
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