+観察その164+

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前回、シフトチェンジに苦労していた七海さんを見かねた教官が、シフトレバーを跨いで座る。 助手席からクラッチ操作をするという離れ業を実行に移す。 プロならではの対応なのかは知りませんが……結果、シフトレバーが教官の股間近くに位置することに(笑) 今日は七海さんから聞いた話を元に、再現ドラマ風にお送りします。 教官先生のセリフは温で(笑) では、さっそく(笑) 温「じゃあ、握ってごらん」 七「え?(笑)」 温「え、じゃなくて。ほら、怖がらなくて大丈夫だから」 温水が握らせようとしているのはシフトレバー。 教官として当然の発言だが、場所がいけない。 黒光りしたシフトレバーが温水の股間近くから立ち上がっている。 温「操作する時も、視線は前ね。こちらを見ないで」 七海さんの慣れない左手が、温水の股間の上を泳ぐ。 温「はい、ここ」 ふいに手を掴まれ、無理矢理握らされる。 七「キャッ」←生娘的反応については七海談(笑) 温「はい、セカンド、はい次サード」 こきこき(笑) 温「抜くときは優しくぅ、入れるときはグッって」 七「ギ、ギアチェンジの話っすよね?(笑)」 温「え?」 七「い、いえ、何でも(笑)」 温「(セカンドに)入れて、入れて、ほら、体の力を抜いて、優しくぅ~」 温「上(Lo)、下(2nd)、今度は斜め上(3rd)、中途半端に入れると抜けちゃうからね」 もう、すべての単語の意味が、そっち関係に自動変換されていく七海さん。 温「はい、いいよ。いい感じだよ」 七「…………(笑)」 温「次、バックやってみようか?」 七「バ、バ、バックっすか?(笑)」 温「初めてだっけ?」 七「……いえ」 七「あっ、いや、車は初めてです(笑)」 何の話だ(笑) 温「緊張してるかな?見えなくて怖いのはわかるけど、直ぐに慣れるから」 温「僕が入れてみるね。まず、真ん中(N)を確認したら……コン、コン」 七「…………(笑)」 温「いい?動くよ、ゆっくり動くからね、ゆっくり、ゆっくり~、後ろ見て」 七「…………(笑)」 七「ずっと、こんな感じだった(笑)」 ね「……お前、アホだな(笑)」 実姉ながら、お恥ずかしい限りです。 おしまい@ 注):上記やり取りは、自動車教習所において、正しく行われた教習内容を記載したものであり、他の一切の解釈も意図しておりませんので(笑)
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