第三章(再会)

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レナン:どうしたんだ?2人共。 ジョブ:町に買い物に行こうと、思ってさ。 アーシャ:私達、着替えが無いじゃない?だから。 レナン:それは良いけど、2人共お金持ってるのかい? ジョブ:ああ、バドさんに幾らか貰ったからな。 レナン:それじゃ、マオさんに声をかけてから行こう。 そう言うと、マオの部屋の扉を叩いた。「はい」と言う声と共に、マオが扉を開けた。 レナン:僕達、町まで買い物に行きたいんですけど良いですか? マオ:ええ、良いわよ。ただ、門番の人に一声かけてから行ってね。 レナン:はい、分かりました。それじゃ、行って来ます。 マオ:行ってらっしゃい。気を付けてね。 3人は、玄関の所まで来た。そこには、バドが居た。 バド:おや、3人揃ってお出掛けかい? アーシャ:ええ、ちょっと町まで買い物に…。 バド:そうか。気を付けて、行っておいで。 そう言って、扉を開けてくれた。3人は、バドに礼を言って外に出た。そして門の所へ来た時、レナンが門番の1人に出掛ける事を伝えた。すると、門番は頷いて門を開けてくれた。3人は、門を出た。暫く歩くと、賑やかな町に着いた。3人は、色々な店を覗いて見た。着替えや、ちょっとした食料、飲み物などを買った。そして、城へと戻って来た。門番は、にっこりして門を開けてくれた。3人は、中へ入った。玄関を入ると誰も居なかった。3人は、それぞれの部屋に荷物を置いた。食料と飲み物は、レナンが持っていた。ジョブに持たせておくと、食いしん坊のジョブが全部食べてしまうとアーシャが言ったからだ。それから、ジョブとアーシャの装備も買って来た。ジョブは、レナンと同じスケールアーマーとスケールシールド。アーシャは、新しい木綿のローブを買った。武器は、ジョブはマーティアと呼ばれるグローブを着けていた。アーシャはワインドスティックという、この世界の魔法使い達が使う杖を持っていた。これで、3人の装備は調った。レナンは、荷物を整理して風呂に入る事にした。何しろ、魔物達との戦いでかなり汚れていた。レナンは、風呂から出ると鎧と盾を磨き始めた。こちらも、かなり汚れていた。色々な魔物の血が付いていた。やがて、鎧も盾もピカピカになった。 レナン:これで良しと。さて、後は何をしようかな?
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