第一章(森の神殿)

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アーシャ:神殿は、この先よ。でも、気をつけてね。番人の居る、第1エリアも近いから。 レナンとジョブは、同時に頷く。 3人は、足音を忍ばせて所々にある木や岩の影に、隠れながらゆっくりと進んだ。もうすぐ、第1エリアに着く。 ジョブ:居た!番人だ!3人居るな。早速、片付けようぜ! レナン:僕とジョブが先に行く。アーシャは、魔法で援護してくれ。 アーシャ:了解!任せて! ジョブ:よし、向こうはこっちに気付いてない。チャンスだ!行くぞ! と言うが早いか、ジョブは番人の1人に飛び掛かった。そして、鋭いボディーブローをお見舞いする。レナンは、番人の1人にキックを喰らわせナイフで右手に切りつける。番人達は、手に持った木刀でレナンとジョブに殴りかかるが、2人の動きが素早くてなかなか当たらない。ジョブは、さっきの番人にもう1度ボディーブローを喰らわせた。番人は、気を失って倒れた。レナンの方の番人は、右手を傷つけられた為に思う様に木刀を扱えないでいた。レナンは、その隙をついて相手のみぞおちに肘鉄をお見舞いした。この番人も、気を失って倒れた。残る1人がレナン達に木刀を振り降ろそうとした瞬間、アーシャがパライズの呪文を唱えた。パライズは、相手を麻痺させる呪文である。番人は、その場に倒れた。 ジョブ:ふぅ、なんとか第1エリアはクリアだな。アーシャ、後どのくらいあるんだ? 袖で汗を拭いながら言った。 アーシャ:第5エリアまであるわ。でも、1番の問題は神殿の門の番人ね。ここの番人は、普通とは違うという話しよ。だから、簡単には倒せないかも…。 ジョブ:よし、とにかく先に進もうぜ! 3人は、辺りを警戒しながら先に進む。 第2エリア…番人2人。レナンとジョブだけで難なく倒せた。 第3エリア…番人3人。アーシャが1度にパライズの呪文をかけた。番人達は、麻痺して体が動かせない。そこを、レナンとジョブがパンチとキックで気を失わせる。 そして第4エリアに到着。3人は、近くの岩影に潜んで様子を窺う。番人は、4人居る。 レナン:相手は、4人か。1度に相手をするのは、得策じゃないな。 ジョブ:おい、アーシャ。呪文で2人麻痺させてくれ。そしたら、俺とレナンで残りの2人を片付ける。 アーシャ:分かったわ! アーシャは、パライズの呪文を唱えた。
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