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「二人ともやめなよ」
笑いながら、遠藤君とさくらちゃんの近くに行く碧。
悪いこと聞いちゃったな。
碧を見ると、優しい瞳でさくらちゃんを見てる。
失恋しても尚、その子の事が好きなのね。自分でも気付いてないのかな?そんな温かい目をしてさくらちゃんを見てるなんて。
「ん?」
碧の隣の遠藤君を見ると、遠藤君は不機嫌そうに碧を見ていた。
「お前早く選び始めろよ」
そして、メンズコーナーを親指で差し、さくらちゃんにそう言い放つ。
「そうだった!メンズメンズ…」
さくらちゃんは遠藤君にそう返事をすると、一人でメンズ売り場を歩き始めた。
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