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んーこれはそのまま行かせるかここで斬ろうか迷うなぁー、でもここで斬ったら子供に悪影響を与えかねない。
うん、夜に斬りに行こう。そうと決まればこの人たちに事情説明しないとね。
魚人たちが見えなくなり町のみんなが見てわかるように安堵した。
いつ切り出そうかユリーが迷ってると風車の人が話しかけてくれた。
「まずはこの村の村長として礼を言うありがとう」
「しかしあなたは誰でなぜ助けてくれたのですか?」
「んー俺はしがない海賊の一人で、なぜかはそこのベルメールさんと面識があったから…かな」
質問の内容に答えた後は御礼をしたいからと村の酒場に行き酒を飲んだり魚を食べたりミカンを食べたりしてそのまま酔ってユリーは寝てしまった。
ユリーが目を覚ましたのは深夜3時周りを起こさぬように起き自分の武器を手に取り酒場を出て行った。
向かった先は昼間突然出てきた魚人のところだ。そのとき決めたことを今果たそうとしている。
「よし、行こうか」
キン!キン!キン!
三回の金属の音がした後ユリーの目の前にあった石の扉が音を立てて崩れ落ちた。
崩れた扉を通ってユリーは親玉がいるであろう塔に入っていった。
さすがにこの時間だと魚人も寝ているのか静かで廊下には殆ど誰もいなかった。
たまにすれ違っても相手が認識する前に意識を刈っていった。
とうとう最上階の一個下まで来たとき警報が鳴り響いた!
次の瞬間何十もの魚人が下の階から上がってきた。
前には幹部と思わしき魚人3体、後ろには下っ端の魚人数十体。
「お前が侵入者か?昼間にいたにんげんじゃねーかンチュ」
「そうゆうお前たち3体が幹部か?」
「あぁそうだ。俺は「いや名乗んなくていい、どうせ直ぐに忘れる」なにを!」
言いかけた瞬間
ズパパパパパパパッ!!!
後ろにいた魚人が1体も残らず血を噴出し地に伏せた。
「な!なにをした!」
幹部の一人があわてて聞くがユリーは気にせず刀を3体に構えそれを見た3体もそれぞれ構えた。
「最初はタコだ」
呟いたのと同時にタコの魚人に斬りかかった。
「ニュ!?」
ガキィィン!!
タコはとっさに自身の獲物である剣を6刀すべてを前に出し防御をした。
しかしその全てに罅が入り体の至る所から血を出していた。
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