出逢い

7/12
前へ
/12ページ
次へ
~教室にて~ 「なつみー。おはよう。」 「あっ。見えてるよ!」 「あぁ。陸に付けられたキスマークねっ」「陸?!昨日、何があったの??」 「えっ?!一緒に勉強しただけだよ!」 「なつみー。おはよう。」 「陸?!おはよう。」 「あのさっ。俺と奈津美…付き合うことにしたんだ。」 「うん!って?!えっ?!はっ?!」 「だから、俺の女だって証がこのキスマークだよ!」 「何かごめんねっ。」 「陸が、いきなり襲ってきてキスマーク付けただけだから!」 「何言ってんだよ!!昨日、俺の家に泊まっただろ!!」 「(先輩!!声がでかい!!)」 「あっ!!ごめん。」 「もぅ!!最低。先輩なんて大嫌い!!」 (奈津美は、教室を駆け出して屋上に行ってしまった。) ~屋上にて~ 「先輩のばか。」 「おい!!俺のどこがばかだって?!」 「ばかすぎる…。グスン。」 「奈津美。ごめん。俺が悪かった。」 「先輩…。」 「奈津美。」 (奈津美は、陸のいる方へと駆け出していた) 「大嫌いなんて言ってごめんなさい。」 「いいよ。もう!気にするな!!」 「でも…。」 「口封じ。」 -kiss- 「ばかすぎる。」 「ばかで何が悪い!!」 「開き直ってる。」 「大好きだよ。」 「大好きすぎる。」 ~放課後~ 「なつみー。」 「なにー。」 「一緒に帰らない??」 「いいよー。」 「うち、なつみと帰るの久々かも。」 「だよね。うちも!」 「じゃあ、遊びに行きますか!!」 「うん!!遊びに行こう!!」 「今日は、どこに行くー??」 「ゲーセン行ってプリ撮って、カラオケ行かない??」 「いいねー。」 「じゃあ、さっそく遊びに行こう」 「行こう。行こう」 「あっ。陸にメールしておくかな。」 「あれ??奈津美。携帯替えたの??」 「うん。スマホにしたのー。」 「偶然!!うちも、奈津美と同じスマホなんだけど!」 「うち、ピンクにしたよっ」 「うちも、ピンクにしたっ」 「やっぱり、うちら親友だね!」 「運命感じちゃうよね。」 「さっ。遊びに行くよっ。」 「陸にメールしてもいい??」 「いいよ。」 「《部活お疲れ。今日、響子と遊ぶから。先に帰るねっ》」 (送信完了) 「メール送ったあ。」 「毎日、陸先輩とメールしてるの??」 「えっ?!はっ?!う…うん。」 「怪しいなぁ。陸先輩に限って、浮気とかはないと思うけど。なつみは心配??」 「うん。意外と陸モテるからさぁ。」 「意外っていうか…毎回告白されてるし、他の学校にもファンクラブあるらしい。」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加