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~教室にて~
「なつみー。おはよう。」
「あっ。見えてるよ!」
「あぁ。陸に付けられたキスマークねっ」「陸?!昨日、何があったの??」
「えっ?!一緒に勉強しただけだよ!」
「なつみー。おはよう。」
「陸?!おはよう。」
「あのさっ。俺と奈津美…付き合うことにしたんだ。」
「うん!って?!えっ?!はっ?!」
「だから、俺の女だって証がこのキスマークだよ!」
「何かごめんねっ。」
「陸が、いきなり襲ってきてキスマーク付けただけだから!」
「何言ってんだよ!!昨日、俺の家に泊まっただろ!!」
「(先輩!!声がでかい!!)」
「あっ!!ごめん。」
「もぅ!!最低。先輩なんて大嫌い!!」
(奈津美は、教室を駆け出して屋上に行ってしまった。)
~屋上にて~
「先輩のばか。」
「おい!!俺のどこがばかだって?!」
「ばかすぎる…。グスン。」
「奈津美。ごめん。俺が悪かった。」
「先輩…。」
「奈津美。」
(奈津美は、陸のいる方へと駆け出していた)
「大嫌いなんて言ってごめんなさい。」
「いいよ。もう!気にするな!!」
「でも…。」
「口封じ。」
-kiss-
「ばかすぎる。」
「ばかで何が悪い!!」
「開き直ってる。」
「大好きだよ。」
「大好きすぎる。」
~放課後~
「なつみー。」
「なにー。」
「一緒に帰らない??」
「いいよー。」
「うち、なつみと帰るの久々かも。」
「だよね。うちも!」
「じゃあ、遊びに行きますか!!」
「うん!!遊びに行こう!!」
「今日は、どこに行くー??」
「ゲーセン行ってプリ撮って、カラオケ行かない??」
「いいねー。」
「じゃあ、さっそく遊びに行こう」
「行こう。行こう」
「あっ。陸にメールしておくかな。」
「あれ??奈津美。携帯替えたの??」
「うん。スマホにしたのー。」
「偶然!!うちも、奈津美と同じスマホなんだけど!」
「うち、ピンクにしたよっ」
「うちも、ピンクにしたっ」
「やっぱり、うちら親友だね!」
「運命感じちゃうよね。」
「さっ。遊びに行くよっ。」
「陸にメールしてもいい??」
「いいよ。」
「《部活お疲れ。今日、響子と遊ぶから。先に帰るねっ》」
(送信完了)
「メール送ったあ。」
「毎日、陸先輩とメールしてるの??」
「えっ?!はっ?!う…うん。」
「怪しいなぁ。陸先輩に限って、浮気とかはないと思うけど。なつみは心配??」
「うん。意外と陸モテるからさぁ。」
「意外っていうか…毎回告白されてるし、他の学校にもファンクラブあるらしい。」
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