2人が本棚に入れています
本棚に追加
「相変わらずここは平和だな……」
桜の木の下でのんびりと横たわっている金髪に青い瞳をした平凡顔の少年は、平和な村を見ながら幸せそうに微笑んでいた。
平和を愛する少年は、今のまま続けばいいのにと思ってると、横に青年が現れて
「カンヤは、相変わらず平和好きだな。
だが、世間的には平和ではない。なぁ、聞いたか?一つ山向こうの街が悪魔達にやられたらしいぞ?
最近怖いよな……悪魔達が人間を奴隷にして行くなんてよ。しかも、一度捕まれば二度と抜け出せないとか聞くぜ。
まぁ、こんな田舎にくるわけないか」
茶髪に、黄色い目をした少年よりは大人びている青年は、少年をカンヤと呼び、呆れながらカンヤを見て、周りを見渡す。
周りは緑が生い茂っていて、人々はのんびりと農作業していたり、楽しそうにポーカーをしていたり、自由に楽しんでいた。しかし、最低限の建物しかなく、悪くいえば何もない田舎だ。
最初のコメントを投稿しよう!