第一章~平和の崩壊~

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その頃村長の家に、権力者達が集まっていた。 「どうするんですか村長!聞いた話によると悪魔達がこの村に向かっているそうではないですか! しかも、その悪魔の集団が『闇のサーカス団』 一番悪魔の中で狂っているという奴らではないですか!」 村長の机を力強く叩いた一人の男の権力者は、怯えた様子で村長に訴えていた。それほどに、闇のサーカス団は恐ろしいらしい。 「……車は何台ある」 険しい顔をした村長と呼ばれた老人は、車は何台あるかと聞いて 「村長と我々のを合わせて二台。村長と我々が乗れる車しかありません」 一人の女性が冷静に村長の問いに答えて、つまり逃げれるのはこの場にいる6人だけ。村長は躊躇いもなくこう言い放つ。
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