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しばらくしていると、黒髪に黒目をした少女がカンヤ達のそばを通る。
「ん?あれは『忌み子』ではないか?あいつ滅多に外に出たがらないのに珍しい」
忌み子と言われた少女を見て、ロッドは不思議そうに見ていた。いつも忌み子と言われて、村人みんなから嫌われている少女は、滅多に外に出ず、なんかの実験をしていると聞いているが、そんな奴がなぜ外にいるのだと不思議がっていたら、少女は二人に気づいたみたいで近づいて
「あんたら以外この近くにいないの?」
近づいて話しかけた少女は、ボロボロのスカートを見にまとっていたが、少女自体気にした様子はなく、棒読みに近い声で、二人に聞いている。ロッドは話していいか分からず返事に戸惑っていたが、カンヤは普通そうに
「あぁ、そうだがどうかしたか?」
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