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少女の部屋は、必要最低限なものしかなくはっきりいえば殺風景。もう一つ部屋があるが、そこは鍵がかけられていた。
少女はカーペットをのけながら
「あんたらバカじゃないの?世界中で悪魔達が襲っているのに自分の村は大丈夫なんて考えはただのバカよ。
魔法もろくに使えない科学も使えないそんな奴らばかりがいるこんな田舎に、中央部が動くと思うな。中央部は、自分のとこだけで精一杯よ。
自分の身は自分で守れ」
カーペットの下には、隠し扉があり、そこには階段が続いている。少女の言葉に二人は呆気にとらわれていた。二人は何処かで、中央部が助けてくれると信じていたのを少女は躊躇なく壊した。
しかし、怒りは湧いてはこない。何処かで自分達も気づいていたからだ。
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